お手柄警察犬、人命救助 諏訪署が指導手・関森さんに感謝状

諏訪署は１８日、くも膜下出血で畑に倒れ、意識不明の女性（５９）を見つけ、命を救った嘱託警察犬「クリスタル・オブ・キュウエン・レッカ号」の指導手で諏訪市中洲、電気設備業関森春美さん（６２）に署長感謝状を贈った。発見が１時間遅れていれば、命にかかわる可能性が高かったという。　（福沢幸光）

　女性は同市湖南の主婦。１１日午後９時ごろ、行方が分からないと家族から届け出があり、同署で捜索。１２日午前１時すぎ、関森さんに警察犬の出動を要請した。

　愛称「クリス」を伴った関森さんは、女性の日用品のにおいを頼りに捜索。活動を始めて１時間足らずで女性を見つけた。自宅近くの畑で急に倒れたらしい。

　クリスは嘱託警察犬８年目のベテラン。１０歳の雌で現役引退も近いが、これまでの出動は３０回以上、人命救助は２回目だ。「やさしい性格で仕事に忠実」と関森さん。クリスを含め３頭の警察犬を飼育、諏訪地域では唯一の指導手だけに「少しでも社会に役立てばとやっている。後継者が現れてほしい」と話した。 

【中日新聞より】

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